ベトナム縦断①ハノイ

今回の旅は失態続きです。航空券の予約をしようとしてパスポートが切れているのに気づいたのが2週間前。大慌てで区役所で戸籍抄本を取りパスポートの申請をしました。

次に、3回のワクチンを接種済みなら入国前のPCR検査が不要ということに安心し、接種済み証明書があればいいだろうと思っていたら、2日前のYouTubeで「ワクチン接種証明書」なるものを各自治体から発行してもらう必要あり、と知りまた大慌てで調べたら、福岡市はメールで申請してOKということがわかり一安心。実際出発日になって「発行されました」と案内が来て間に合いました。

 

そして最も失敗だったのは、ネットで購入した399円のSIMカードを飛行機の中で差し替え、到着後接続しようとすると「SIMロック入力」と出て、PINコードを入力しても進まなくなったのです。SIMロック解除済み端末を買ったつもりがそうではなかったみたいです。モバイルWiFiを借りることも考えたけど、聞くと市内でしか扱ってないとのこと。借りたら市内まで片道1時間かけて返しに来ないといけないので現実的ではないし、結局SIMの入れ替えなしで旅行を続けることにしました。グーグル翻訳や配車アプリのGrabを使えなくなるのはとても不便だけど、もうなんとかするしかない。

 

9月10日(土)

飛行機は現地時間11:30ごろ到着。入国審査も全く待たされることなくスムーズに入国できました。1時間ほど空港のベンチでWifiをつなぎながらSIMロック解除できないかいりいろやっていましたがついに諦め、市内へ移動することに。86番バスで1時間ぐらいと聞いていたので、人に聞きながら探していたら、「エイティシックス ヒア」と誘う男がいてついて行ったら自分のミニバスでした。だまそうとする奴はたくさんいます。そこにたまたま86番バスが来て乗ることができました。バス料金は45万ドン(270円)でした。下調べでは35万ドンでしたが最近値上げになったのか。

 

オフラインのGoogleマップを見ながらやっと着いた初日の宿。1泊319,000ドン(日本円で約1900円)の安宿ですが、領収書をくれと言ったらA4の白紙を取り出して、ベトナム語で「319,000ドンを受け取りました。」と書いたのです。クレジットカードも使えないし、今まで安宿はいくつか泊まったけどこんなのは初めてです。

名前は立派な Golden Charm Hotel

さっそく街歩きへ。街は車とバイクの喧噪、それに薬膳のようなにおいにあふれています。バイクの人は皆マスクをしてるけど、これは感染対策じゃないでしょう。歩いている人のマスク使用率は1割というとこ。欧米人は皆ノーマスクです。ここには新型コロナは存在しないが如しです。

ハノイ市内

空腹なのでローカル食を楽しもうとネットで調べていたブンチャーの店「Bun Cha Dac Kim」にやって来ました。

 

ブンチャーの有名店

ブンチャーワンセット11万ドン

食べ方がわからないので逡巡していると、斜め前のお姉さんが「こうするのよ」と見せてくれました。左側のスープに葉っぱや肉や麺をつけて食べるのです。日本では味わえない味と食感。なかなかいけます。でも苦手のパクチーを思いっきり食べてしまいました。全部は食べきれません。支払いの段になって、お姉さんが人の財布に指を突っ込んで「これでいいのよ。」と札を二枚取り出しました。親切心かもしれないけどベトナム人だなあ。驚きます。

 

ベトナムは紙幣の単価が大きいので戸惑います。ちょっと前まで日本円にするのにゼロを二つ取って半分にしたらいい、と言われてましたが、ここのところの円安で今はゼロを三つ取って6倍する、と変わったようです。つまり11万ドンは約660円です。

 

次にハノイ駅近くで線路歩きが観光名所になっている場所へ。線路の両側にはおしゃれなカフェが立ち並び、いかにも欧米人たちが好みそうな場所になっています。

 

ハノイトレインストリート

ジャカルタバンコクにもこんな線路があると聞いてます。

 

世界遺産になっているタンロン遺跡へ。11世紀から18世紀までベトナム諸王朝の首都がここに置かれていたので、それぞれの時代の遺物が発掘され展示されています。

タンロン遺跡

こんなところにレーニン像が。ロシア本国にレーニン像が残っているだろうかとふと思いました。像の前の広場は少年少女たちのスケートボード練習場と化していました。この子たちこのおじさん誰かわかってるだろうか。

レーニン

同じ道を通ってホテルに戻る途中、さっきの線路に「危険区域」の標識が。さっきは確かなかったけどなあ。係員らしき人も立っています。これから列車が来るのでしょうか。

線路を歩くな、線路に立つな、線路に座るな

ホテルに戻ってから、近くのナイトマーケットへ。

ナイトマーケット

ナイトマーケット

このマーケットは四方八方に広がっていてどこまで続いているのかわかりません。人の波にのまれたら身動きとれずただ流れにのるだけ。売ってるものと言ったら延々と子供に買い与えるようなものばかりで、ショッピングの面白みはないと思うのですが、観光客も大勢来ています。へとへとになってホテルに帰りました。

 

サークルKでビールとつまみなど購入。しめて87,000ドン(522円)でした。コンビニがあるのはいい。

ベトナムビール