ウランバートル市内観光

2025年7月26日(土)

 

今日の最高気温は27℃。日差しは強いですが、湿度が低いので日陰に入ると涼しくて気持ちがいいです。

 

今日は一日ウランバートル市内の観光に充てていました。しかし、7月30日と31日の夜行列車の予約をゲストハウスの人にお願いしたところ、システムがたびたびフリーズするのかなかなか進まず午前中を費やしてしまいました。これなら自分で駅に行って買った方が早かったかもしれません。

 

昼食は近くのコンビニで弁当を買ってきました。

コンビニのチキン弁当

チキンは美味しかったけどご飯がパサパサでした。

 

コンビニが至る所にあるのはとても安心です。コンビニは全て韓国系列で、置いている商品の7-8割は韓国からの輸入ではないかと思われます。

モンゴル製のおにぎりとキンパ

道路標識はラテン文字キリル文字モンゴル文字パスパ文字(?)の4文字で表示されていました。→(修正)モンゴル鉄道で相部屋になった女子大生に聞いたところ、右の縦文字2つは書体が違うだけでどちらもモンゴル文字だ、ということでした。

道路標識



まず向かったのはモンゴル国立博物館。

モンゴル国立博物館

有史以来のモンゴル高原に興隆した国家の遺物を展示していますが、やはり場所を取っているのはモンゴル帝国時代の遺物です。

興味深かったのは現代に入ってから、第二次大戦前に満蒙国境で日本とモンゴルが対峙するようになった際、日本のスパイ名目で大勢のモンゴル人がソ連兵に殺されたり拘留されたりしたことが、ジオラマで表現されていたことです。

ソ連兵による弾圧のジオラマ

ソ連の衛星国だった時代にはこんな展示はできなかったんじゃないかと思えます。

 

20世紀末の動乱の時代の展示もありました。

ソ連が崩壊した後1992年にモンゴルは民主化し、国名も「モンゴル人民共和国」から「モンゴル国」に変わりました。ロシアと中国という2つの独裁国家に挟まれて民主主義を維持しているのはたいしたものです。ロシアからは電気を、中国からは食料その他生活物資を輸入しないとやっていけない国だからたいへんです。

 

次に行ったのはチンギス・ハーン博物館。8階建ての豪華な作りで国立博物館より遙かに立派です。モンゴル帝国に特化した展示ですが、内容は似たり寄ったりで、めぼしいものはなく、英語の解説がほとんどないのはいただけません。

チンギス・ハーン博物館

恐竜化石を展示しているというモンゴル自然史博物館に行きました。モンゴルは世界有数の恐竜化石の宝庫だと言われます。新種の恐竜も良く発見されます。

 

モンゴル自然史博物館

「自然史」というだけあって展示は宇宙の創成から始まるのですが、途中は飛ばして目当ての恐竜化石を目指します。



 

 

 

夕食は近くのバーで。

 

麺を注文したら1人では食べきれない量の料理が出てきました。

昨日同室だった中国人の大学生、姜君を呼んで一緒に食べてもらおうとしたのですが、

本人は別のものを注文してほとんどこれには箸をつけてくれないので、結局半分以上残すことになりました。味の方はマトンの匂いが鼻について食欲が進みませんでした。

 

中国は情報統制の厳しい国でGoogle系のアプリは全然使えないのですが、姜君によるとVPNを咬ましてアプリを使っている人は多いらしい。違法でも捕まる心配はない、と言っていました。昨夜姜君と連絡を取り合う方法として、WhatsAppは電話番号を登録する段階で身分がばれてしまうので失敗し、結局インスタグラムを使うことになりました。若い人のチャットアプリはインスタが支配的というのは中国も同じようです。

 

ウランバートルはキャッシュレスが進んでいて、どんな小さい雑貨店でもQRコード決済かクレカのタッチ決済ができるのですが、オンライン決済に関しては外国人は地元に銀行口座を持ってないとが難しいのに、中国のWeChatPayなら決済できると知って驚きました。中国経済がモンゴルにも浸透しています。

 

夜のスフバートル広場。9時半なのに子供たちが遊んでいます。