ウランバートルからハラホリン(カラコルム)へ

2025年7月27日(日)

 

今日はウランバートルから古都カラコルム(現在名はハラホリン)へバスで移動します。ハラホリンはウランバートルから南西に約350キロ。6時間の長旅です。バスターミナルは2カ所あり、間違えないようにしてたつもりが結局違うバスターミナルに来てしまいました。

日に1便しかなく、時間が迫っていて困っていたら、あるバス運転手がわざわざ通りまで連れて行ってくれて、走っている車のドライバーに正しいターミナルまで乗せてくれるよう交渉してくれました。モンゴルの車の多くは白タクに早変わりすると聞いていましたがその通りでした。降りるときに料金を聞いたら5000トゥグルグ(約200円)ということ。5000トゥグルグ札がなかったので、1万トゥグルグを出したら、「釣りがないから無料でいいよ」と。モンゴル人は無愛想だけど親切な人が多い、というのが印象です。

 

ドラゴンバスターミナル

ウランバートルを抜けて30分も走ると草原一色。時々クラクションが鳴ってバスのスピードが落ちると、家畜が道路を横切っているのでした。家畜を見ることはあっても人はほとんど見ません。一度見たのは道路の脇で立ちションしている人。可哀想にこの草原の中では身を隠すことは無理です。

 

草原の中を走る

 

youtu.be

 

この草原ならスマホの電波が切れることがあるのはやむを得ないことでしょう。

途中でトイレ休憩が2回。飲料水なども購入できますが、店員が一生懸命決済端末を空にかざして電波を探しているのを見て私は現金で水を買いました。

 

夕方5時にハラホリンに到着。今日の宿はゲル式のゲストハウスです。

ガヤズゲストハウス

 

泊まる部屋は6ベッドルームでした。

 

トイレとシャワーは別棟になっていました。

 

同室になった、埼玉から来たKさんと近くのフードストリートで夕食を取りました。

羊肉入り汁うどん ゴリルタイ・シュル

後ろに見えるのは明日訪れるエルデニ・ゾー。

フードストリート

Kさんがゲストハウスの裏山(メルヒイ・トルゴイの丘)に日没を見に行くというので同行することにしました。

ゲストハウスの裏山

ハラホリンに3体ある亀石の一つがこの山の頂上にあります。

亀石

亀石は石碑を建てる台座として製作されたもので、モンゴル帝国以前にも盛んに作られたらしい。この亀石も含めて、この一帯も世界遺産の一部です。

 

世界遺産のマーク

この頂上から見る景色は絶景でした。

 

日没は20:30。

日没とハラホリンの市街

youtu.be

 

Kさんが真夜中に星を見にまた山に登るというので、再度同行することにしました。今日は新月なので星を観察するには絶好の日だとか。出発は10時過ぎ。

満天の空というわけにはいきませんでしたが、都会では見ることのできない星々でした。星を撮影する技術がないので残念ながら写真はありません。

 

ハラホリンの夜景 右の赤く囲まれた場所はエルデニ・ゾー

何年先になるかわかりませんが、ウランバートルの人口集中と大気汚染、渋滞の問題解消のため、首都がこのハラホリンに移転されることが決まっています。首都移転は結構ですが、この自然は何としても残して欲しいものです。