世界遺産オフリド
2024年6月6日(木)
今日はバスでティラナから北マケドニアのオフリドに向かいます。小型バスで、乗客は6人だけでした。
オフリド湖はアルバニアと北マケドニアの国境に位置する湖で、北マケドニアを代表する景勝地です。この地はキリスト教布教の拠点として古い教会や修道院も残っており、自然と文化の両方で評価され複合遺産として世界遺産に登録されています。
8ヶ国目北マケドニア入国
アルバニアと北マケドニアの国境審査は1回だけでした。パスポートを見ると北マケドニアの入国印があるだけ。アルバニアの出国印は押されてませんでした。
マケドニアが独立したのは1991年。旧ユーゴで唯一流血なしに独立した国ということです。しかし国名「マケドニア」に対して、ギリシャが自国の由緒ある地方名を使うなと猛反対し、国名問題は揉めに揉めます。2018年になってやっと「北マケドニア」と称することでギリシャと合意したということですから、名前が変わったのはほんの最近のことです。
さて北マケドニアに来ると、キリル文字の世界でした。キリル文字はベオグラード以来です。キリル文字が誕生したのがこのあたりだということなので、北マケドニアではキリル文字に対する誇りがあるのかもしれません。キリル文字はスラブ民族へのキリスト教布教と深い関係があるようです。
オフリドではクルスタノスキーさんという方の自宅の一室に泊まりました。4階建ての大きな家で部屋がいったい何室あるのだろうか、と思ってしまいます。しかし今までの旅で見てきた家は田舎の家でも3階建てが多かったように思います。
クルスタノスキーさんはきれいな英語を話す老紳士で、居間にはご婦人とお孫さんらしき女の子がいました。
大失敗、変換プラグをティラナに置き忘れ
スマホを充電しようとして変換プラグが荷物にないことに気づきました。ティラナのホステルの壁に挿したまま来てしまったようです。この年になると置き忘れがひどく、旅行中に何か置き忘れをしないかと心配していましたが、ついにやらかしてしまいました。外国のコンセントの形状は様々なので、どのコンセントにも合うようにこの変換プラグは作られています。これがないとスマホの充電もできません。海外旅行には必須のアイテムです。ティラナのホステルに連絡を取ると、向こうの方が先に気づいてメールをくれていました。幸いなことにティラナには翌日戻る予定にしていたので、ホステルにもう一度立ち寄ることにしました。
当日はクルスタノスキーさんに充電ケーブルを借りてスマホを充電しました。しかしノートPCの充電は専用ケーブルでないとできませんでした。
オフリド湖の遊歩道を散策する
中心街を抜けるとオフリド湖が見えてきました。
湖畔を歩いて回れるよう遊歩道が整備されていました。
白人にとってはオフリド湖もビーチリゾートのようです。
13世紀に建てられた重要な教会。
10-11世紀のブルガリア皇帝サミュエルによって建てられた要塞。入場時間が過ぎていて中には入れませんでした。
オフリドに行ったら魚が食べられると聞いて期待していました。マスのフライを注文。塩とレモンの味付けで美味しかった。完食しました。
このレストランのテーブルに置いてあった爪楊枝を見てびっくり。「SAMURAI」と書かれ、サムライのイラストと標章マークまで。こんなことは世界中であるのだろうな。