世界遺産 ペルガモン
5月31日(水)
チャナッカレからバスでベルガマに向かいます。ベルガマはかつてペルガモン王国があった場所でその後ローマ帝国の領土となりました。
まずチャナッカレのオトガルまで市内バスで行くのですが、バスに乗るためのチャナッカレカードを入手するのが外国人には難しい。各都市でバラバラにICカードを発行しているので厄介です。日本のように相互乗り入れしてくれればいいのですが。ホテルの受付のおじさんが日本に行ったことがあるらしく、日本はどこでも一枚のカードで行けていい。「我が国はそうなってなくてソーリー。」と言っていました。オトガルまで現金だと10リラと聞きました。いざ乗り込む際に財布を見ると20リラ札しかなく、それを運転手に渡そうとすると、釣り銭は持ってない様子。「もういいから乗れ。」と、昨日と同じくただ乗りになってしまいました。
ベルガマまでは4時間15分のバス旅。
ベルガマのオトガルも郊外にあり、市内までの交通手段はないようです。困っていたらバス会社の方がタクシーを呼んでくれました。タクシー借り切りで遺跡巡りをすることにしました。1000リラは痛い出費ですが、一人で歩いて巡るのはきついです。
アクロポリスは山の上にありました。麓からはロープウェーで登ることもできます。入場料200リラ。
上から見るとかなりの急勾配でちょっと怖いです。収容人数は1万人ということですが、こんな山の上まで人々は観劇のために登ってきたのでしょうか。
ローマ帝国時代に建てられた古代エジプトの神々を祭る寺院。壁と塔の一部が残るだけですが、それを見るだけでもかなりの大きさだったことがわかります。
ベルガマ博物館。
最初にペルガモン遺跡を発見したのがドイツ人だったため、出土品の多くはベルリンのペルガモン博物館に展示されているそうです。どうりで展示されている遺品が少ないはずです。
ベルガマからはミニバスで次の目的地イズミルへ。2時間75リラ(525円)。
イズミルのオトガルも郊外にあり、ホテルまではタクシーを使わざるを得ない。30分タクシー代185リラ(1295円)。長距離バス代とタクシー代のギャップには当惑します。
ホテルにチェックインする際、曲がりなりにも外国人を受け入れているのに、応対してくれた2人のおじさんがどちらも全く英語を解さないのには驚きました。トルコ語とジェスチャーと、最後には慣れたものでグーグル翻訳を使って応対するのはたいしたものです。安宿だから仕方ないけど、夜は隣の部屋のイビキが聞こえてきました。でも初日2日目のホテルはシャワーのお湯が出なくて冷シャワーでしたが、このホテルはお湯が出たのです。気持ちのいいシャワーを浴びることができました。
今日は昼食抜きでした。夕食は近くのレストランへ。お勧めの当地自慢のケバブを頼んだのですが。。。
味の方は微妙でした。う~ん、美味しいケバブを食べたいなあ。
現金が残り少なくなってきたのでATMで引き下ろしすることにしました。幸いATMはそこら中にあるので両替には困りません。