世界遺産 トロイの遺跡

 

 

5月30日(火)

昨日下見したはずなのにやっぱり迷ってしまった。このターミナルは巨大です。

オトガル

出発までに時間があったのでオトガルで朝食としました。

朝食

ミートパイのようなものとトルココーヒー。トルココーヒーは初めて飲みましたが、やけに苦い。水が付いてくるのはその苦みを消すためか。そしてトルココーヒーは豆を濾さないのです。おしまいの方になると沈殿した豆が口の中でざらざらして気持ちが悪い。ミートパイも味が薄く美味しいとは言えません。昨日から食事は外れっぱなしです。

8:00発車。マルマラ海の左岸を5時間かけて走り、ダーダネルス海峡を渡ればそこが目的地のチャナッカレです。

チャナッカレ行きバス

長距離バスにはWIFIもTVも付いていると聞いていましたが、このバスにはWIFIもなければTVも点きません。

スナック菓子と飲み物のサービスは付いていました。

 

マルマラ海が見えました。

チャナッカレのオトガル到着13:15。ついでに明日のベルガマ行きのチケットを購入しました。

昼食もオトガルで。「ロカンタ」という指さしでおかずを選ぶタイプのレストランです。チキンの煮込みはまあまあいけましたが、なすとトマトの煮込みは油っぽ過ぎました。

昼食

チャナッカレのオトガルは郊外にあり、市内まで別のバスで行かないと行けません。ほかの乗客はカードのようなものをタッチして乗っていますが、こっちはどうしていいかわからず運賃がいくらか運転手さんに聞いたら、めんどくさいのか「乗れ、乗れ」とのジェスチャー。ただ乗りになってしまいました。

 

ホテルに投宿後、トロイの遺跡に出かけました。チャナッカレから5km以上離れた辺鄙なところにあり、自力で行くのはちょっと難度が高そうです。ホテルの人に聞いたら市内バスがある、というのでそれもトライしようとしましたが。。。グーグルマップでルート検索しても車での移動しか選択肢は表示されず、イマイチ確信が持てないので、最も確実な方法、タクシーで向かうことにしました。片道350トルコリラ(日本円で2450円)でした。痛い出費です。

 

遺跡の入場料は200トルコリラ。(日本円で1400円)

30分で1周できるくらいの大きさです。往事を思わせるようなスケールはなく、廃墟感を味わうだけです。

考古学者の大村幸弘氏によると、ここがトロイであるという決定的な証拠は出てないとのこと。シュリーマンは考古学者としては素人で、闇雲に掘り返したためあとから整理がつかなくなった、というようなことまで書いています。

観光客用に作ったトロイの木馬も今は修復作業中でした。

修復中のトロイの木馬

「トロイ博物館」が最近できたようで、出土した遺物を展示しているようです。タクシーで来る際に見えたのですが建物は随分小さい印象です。博物館から遺跡までタクシーでかなり走りました。この距離を歩いて行くのはちょっとつらそうです。これだけ土地が余っているのに何ですぐ近くに博物館を建てなかったのでしょう。

いろいろと、ここは「世界遺産○大ガッカリ」にノミネートされるかもしれません。

 

チャナッカレ市内にどうやって戻るかということを考えずに来てしまいましたが、受付の人に聞くと1時間後に市内行きのドルムシュ(乗り合いバス)が来るとのこと。助かりました。しかしバスの停留所のサインもなければ時刻表もありません。外国人にはここはハードルが高すぎます。運賃は35トルコリラ。往路の10分の1でした。

 

ホテルに帰ってから港まで行ってみました。港沿岸が散歩道として整備されています。

夜7時のチャナッカレ港

夜7時でも太陽がこの高さです。

海岸通りを歩いていると心地いい風が吹いてきて気分は最高です。

 

トロイの木馬を発見。説明書きを見ると2004年のブラッドピット主演の映画「トロイ」で実際に使われた木馬をここに飾ったということです。

映画で使われたトロイの木馬

トルコに来る直前に映画「トロイ」を見ました。ブラッドピットはギリシャ神話の英雄アキレスを演じていました。トロイ戦争には勝利するけど弱点の踵を射られて死に至るという、神話に忠実な描かれ方をしていました。

トロイ城塞の模型

海岸にはレストランが軒を連ねています。その1軒でシーフードを食べることにしました。

ミール貝のフライ(200トルコリラ)とビール(75トルコリラ)。値段の割には味はイマイチです。

 

トルコにはサッカーのプロリーグがありサッカーの人気は高いようです。店内でサーッカー中継をやっていて、地元のチームがシュートを決めたのか一際歓声が上がり店内でハイタッチが繰り広げられました。