セルチュクからクシャダス、カラハユットへ
6月3日(土)
今日は快晴とは行きませんが晴れました。雨だと観光意欲は削がれてしまいます。
朝パン屋でパン2枚をテイクアウトしテラスで食べました。
誰かがトルコのパンは世界一美味しいと言っていましたが、確かに美味しいです。シミットはゴマをまぶしたパンで街角でもよく売られています。
今日はセルチュクからミニバスで30分のところにあるクシャダスというリゾート地に行ってみることにしました。白人の観光客が多い街です。
店から呼び込みの声掛け。「チャイナ?コリア?ジャポン?」これって観光客の多い順かな…中国人、韓国人の団体は大勢遭ったけど、日本人にはほとんど遭いません。
港まで出ると、大型客船が停泊中でした。エーゲ海クルーズの寄港地になっているのでしょう。
海に突き出たクシャダス要塞まで足を伸ばしました。この要塞の外壁は新しく、19世紀に建てられたようです。
これより南にかけては何キロもビーチが続きリゾートホテルが建っているらしい。
さて、1時間で観光を切り上げセルチュクに戻りました。
昼食はまたしてもアリさんの店で、スパゲッティ。
13:56発の列車で次の世界遺産パムッカレに向います。
都市と都市の間には広大な農地が広がっています。
トルコは食料の自給率がほぼ100%とのことで、豊かな大地を持っていることがわかります。
列車の終点デニズリに近づくにつれ雲行きが怪しくなってきました。雨が降り出し、前方では稲妻が光ってます。しばらくすると濁流が見え、そのうち冠水した道路、浸水した民家が見えました。これはただごとじゃないと思っていたら、デニズリの5キロ手前の地点で遂に列車は止まり動かなくなりました。折しも愛知県や和歌山県で水害が発生したというネットニュースを見たばかり。不安にかられていたら、それが的中。列車はバックし始め、一つ手前の駅に戻って来てしまったのです。
乗客はゾロゾロ降りて何やら話し込んでいます。言葉がわからない人間からしたら、不安しかありません。自分も降りて、近くのトルコ人の青年に何が起こったか、グーグル翻訳で尋ねたところ、安全が確認できない、道路が陥落して車も通れないので、ここで待つしかない、とのこと。参りました。最悪、列車内で夜を明かすことになるかもしれないと覚悟を決めました。
幸い1時間半後に列車は動き始めました。道路が川で大きく削られた現場も見ました。止まったり徐行したりを繰り返しながら、やっと7時半くらいに終点のデニズリに着いたのです。雨も小降りになっていました。
遅くなったのでタクシーで宿泊地カラハユットへ。
温泉村として知られる村です。地震大国のトルコは温泉大国だとも言われます。
1週間ぶりに湯船につかることができました。湯量は多く温度もやけどするくらいの熱さです。