コロナ明け最初の旅行

待ちに待った海外旅行の全面解禁。マスクもワクチン証明書もこれからは不要です。

半年も前から最初の旅先をどこにするか検討してきましたが、物価の安さを第一に考え「トルコ共和国」にしました。

 

トルコの地はメソポタミアにも近く文明の歴史は長い。紀元前18世紀のヒッタイト帝国の時代から、古代ギリシャローマ時代、ビザンツ帝国オスマン帝国とそれぞれの時代の世界文化遺産が各地で指定されています。今回はこれらトルコの世界遺産をメインに巡っていく計画です。

旅の前半はエーゲ海を南下。エーゲ海周辺にはギリシャ・ローマ時代の遺跡が点在しています。後半は中央アナトリアへ。19箇所のトルコの世界遺産のうち自然遺産はゼロ、文化遺産が17箇所で残り2つは文化遺産と自然遺産の複合遺産です。中央アナトリアにはパムッカレとカッパドキアという2つの有名な複合遺産があります。

 

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トルコというと2月に起こった地震が思い起こされます。トルコだけで5万人を越える死者が出る惨事となりました。トルコは日本と同じ地震大国で、過去にも大きな地震が何回も起こっています。今回はトルコとシリアの国境地帯で地震が発生しました。旅行ルートはそのトルコ南東部を避けてイスタンブールから反時計回りに小アジア半島の西半分を回るルートにしています。

 

危ないと言えば治安も多少懸念があります。一番最近では2022年の11月にイスタンブールで死傷者80人以上が出る爆弾テロがありました。2016年から17年にかけてもクルド人勢力やISによる爆弾テロが何回も発生しています。隣国シリアはずっと内戦やってるし、黒海を挟んだ対岸ではロシアとウクライナが戦争の真っ最中だし。周りは決して安全ではない。

 

トルコの物価のことを最初に書きましたが、ここ数年のトルコリラの暴落とインフレはすさまじいとしか言いようがありません。2014年の段階では1トルコリラの換算レートは50円だったのですが、2019年には18円になり、今は7円にまで急落しています。この間円も値下がりしているのだからトルコリラの値下がりがいかにひどいかわかるというものです。通貨の下落に対応するように物価も急上昇していますので、ネット上での2022年までの物価情報は全く役に立ちません。